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怒り星 その２
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せんだってからの親子相談にもそのような子の例がいくつもありました。
たとえば、お母さんが,のんびりしたやさしいタイプで、ひらめきや感のするどい方だったので、その怒り星をもった癇の強い女の子をそれはやさしく、ときにはきびしくもあふれる愛情いっぱいに抱きかかえてそだてられていたそうです。
そこで、そのお嬢さんはおとなしく、愛らしくそだっておられたそうです。
ところが、祖母が体をこわして、そのお店を母親がみることになって、その幼児をその祖母にあずけたところ、突然”変身”して、乱暴に怒り出し反抗する子になったんだそうです。
そこで、その祖母の星をみると、まあなんでも上からおさえつけて、いばって物言いや説教をする星ももちあわせ、その子になにかと文句を言って、つついては怒らせてばかりいるというわけです。
わたしは、一刻もはやくそのお祖母ちゃんから離す努力をなさい、といいました。
そして、人からつつかれた時のムカっとくる時の対処の仕方も教え・・・、何よりこの子はつつかないように注意して愛情豊かに育てるようにと申しました。
つついて怒る悪い癖をのばしては、あとでその角を折るのは大変な苦労なんです。
わたしはそのお母さんに「あなたのできるだけおこらず、愛情たっぷりで角を出さないよう、おとなしい子に育てられていたのは、とても良い方法でしたよ」と勇気づけてあげました。
なにしろそのお祖母さんにあんたの育て方が悪いから、こんな反抗をする子になったんだと、さんざん責められていたそうです.
そうではなく、その子の反抗するという癖の角を伸ばしているのはその祖母のやいのやいの言う育て方なんです。
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