ゆきちゃんの世界
  * * * 音楽サロン * * *
自作曲

 1.みどりの風(演奏時間 1分13秒)

わたしは、中学の頃から、怖いもの知らずで、いろいろ作曲していました。
歌もなんか、いろいろと作ってたな〜〜〜、でも結局、
そんな自分の楽しみや喜びを全てほうって・・・
子どものこと、家庭のこと、世間的なことにすっかり忙しくしていました。

でも、わたしが、ピアノを再開してから出会った昔の高校の友達が・・・
どういうわけだか、自分のお店(緑の関係・・・)の
紹介の??のBGMを作ってって突然頼まれました。
なんか、PCにさしこんで名刺がわりにするんですって・・・、

ほんの30秒でいいから、それを繰り返すからと・・・
わけの分からないままに、久しぶりにそれこそ、数十年ぶりに
作曲らしきことをしてみました。
とっても楽しかった〜〜〜!!! ほんと!!!

でも、これをちょっとお遊びに人前で弾きかけたら、
ちょうど、そこに昔の怖い大先生がいらしてて、
「そんなもの、やめなさい!」と、怒られてしまいました。

その大先生に、ピアノは今からじゃ遅いわよ、絵だったら、
描きなおしもできるし、いいんじゃないのって言われてしまいました。
それで、半年はまためげてて!好きな絵まで描けなくなっていました・・・・。
でも、やはり、また不死鳥のヒナ!のごとくよちよちと蘇ったのです!

去年の5月から、えいっ! とまた気力を起こして、
大学院の友達に誘われて舞台にたちました。
それがビデオでのせている伊丹のホ−ルのぶんです。
だって、やっぱり音楽が大好きだもの!!!



 2.アリランの歌変奏曲(演奏時間 3分50秒)
       (著作権:池辺 幸惠)

 2002年3月 “アジアユニオン設立総会”で、
 金 容雲さんとおっしゃる韓国の方の講演があるそうで、 
 是非アリランを弾いてほしいと一週間前にいわれたので
 急きょ梅田のササヤ書店にさがしに行きました。

 そして“アリランの歌”が、やっと世界叙情歌曲集にのっているのをみつけました。
 それで、わたしの記憶していたのは、はじめアリラン途中からトラジとわかりました。
 そして、韓国の歌が音楽がどんなものかわからぬままに、
 わたしの独自の解釈で変奏曲をつくらせていただきました。
 急きょ、即興的なVAR.です。

 “アリラン”といえば、日本の“さくらさくら”にも匹敵するような世界の歌ですのに、
 隣国のそのような歌をちゃんと歌えないわたしが、いかに周辺のこと・・・
 ましてや世界のことをまだまだ知らないかということなんですね。

 それにササヤ書店は西洋ものしかないのですね・・・。
 もともとピアノもオ−ケストラ楽器も西洋のものですから、
 しかたないのかもしれませんが・・・

 しかし、それにしても日本の教育がいかに、近隣のアジアの諸国のことを学んできていないか。
 それでは、これまでの周辺諸国との歴史の反省も未来への展望も
 みえてこないのではないでしょうか。
 韓国・北朝鮮の方々そして、中国アジアの国々には申し訳ないことです。

 あとのアトラクションで、わたしはアリランVAR.と中国の曲”夕陽粛鼓”を弾きました。
 あとの方々はみな演歌って感じで・・・これって、まさに日本って感じがしました!!!
 わたしの演奏もなかなかはなやかで、よくあってたと喜んでいただけました。
 
 また設立人の一人には、道鏡かラスプ−チンみたいな中野道晴って、お坊さんが、
 自作曲の“太公望”を統一の歌にしたいとおっしゃっていましたが・・・はて・・・、

 また、このアジアユニオンのたちあげにかけまわっていると紹介された女の方々が、
 南北の統一は亡き父の悲願でしたとおっしゃっていました。
 そして、美しい声で”統一の歌”を歌われましたが、
 そちらの方は、なかなか切々と胸にせまりくるものがありました。

 梅田の北新地の全日空ホテル横のビル3Fの広いフロアがいっぱいでした。
 たばこの煙モクモクの貫禄あるオモニさんが、すごくこぶしをきかせて韓国の歌を歌っていました。
 魂から搾り出すような歌い方で・・・、あ、韓国の歌ってゴスペルかブル−スみたいにも・・・
 黒人の方々の歌うような・・・魂からの声で・・・、
 
 そして韓国通の友だちにアリランのことを聞くと
 アリランにもいろいろあって、有名なキョンギドウのアリランは、
 9/8拍子で、こんなふうに歌うんだっ・・って、やはりこぶしをきかせて、
 電話口でうたってくれました。

 急遽VAR.もそれを取り入れて演奏してみました。
 それが、日本では、のんびりした3/4拍子になってつたえられています。
 なんか、とてもカルチャ−ショックもあり、
 でもVAR.にしてみると日本の民謡も響いてくるようです。
 同じアジアなんだなあとも感じられました。

 日本人は過去において、もといたアイヌや琉球の方々も同様に
 韓国や朝鮮の方々もいろいろと差別と迫害をしてきました。
 そのことを思うとまだまだとても辛く申し訳なく感じられます。
 
 半島は、米ソの冷戦のしわよせで、いまだもって分断されたままの・・・
 火薬庫みたいなものです・・・・。
 韓国が半島が永世中立になれば、日本も平和憲法のままにアジアの平和に貢献できる・・・
 とも、金 容雲さんは話しておられました・・・。

 ああ、世界中の人々のこころから、憎しみも悲しみも消してしまいたい!!!
 未来への夢と希望をいっぱいもって、
 語り合えるそんな世界にはやくなってほしいものです!!!
 それには、真に平和を願う自らのこころのあり方こそ大切ではないでしょうか。


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