ゆきちゃんの世界
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市民の代行者

行政は市民の代行者のはず 1995.3. 雑感  YUKI.I

 そもそも行政は市民の代行者ですから、もし行政が勝手に暴走を始めたり、市民を困らせるようなことがあるとしたら、それは市民の監督不行届きなわけです。
 市民は自分たちの利益を、考えを代行してくれない為政者たちをおろすことができます。
 
 避難所となったM小で不満の声が大きかったのは、家もち土地もちの人たちが、先に仮設にあたって出ていっている状況でした。 裏で工作がされているのはみえみえだと、わたしたちボランティアに対してまで、多くの方々が、声を荒げておっしゃいます。

 地震で揺さぶられて、皆がおかしいと思いはじめています。行政が思いどおりにしようとするのは、おかどちがいだと思いはじめています。 行政は市民の公僕のはずです。

 公平を欠くからできないといってることが 沢山あるのに、自分たちはすりガラスの中で、特権濫用、自分たちが神であるかのように、平気で不公平なことをして知らぬ顔をしているように思われます。

 六甲道の市の拡張工事予定地区の区域に入っていて、家は全焼・・仮設は藤原台があたった。 しかし、表の店との往復ではとても商売にならない。

 実際、家を建てるのに、災害援助資金の500万円が貰えるとみこんで、工事を始めている人がいます。しかし、都市計画の地域だと建築許可を貰えないので、その援助金をもらえるためには、建築許可されていなければだめなのです。

 都市計画の地域だと、丸焼けになって、家も店もなくしたのに、援助資金で仮設の家も建てられない。 仮設住宅にはいっているが、遠すぎてとてもとても商売がなりたたない。 
行政は、市民に一体どのようにして、暮らせよというのでしょうか。


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