ゆきちゃんの世界
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地震報告 第6弾

地震報告第6弾!   1995.7.3.  YUKI.I
   
  何ものにも  動じない        
 
 今、私はボランティア活動のなかで、何ものにも動じなくなるよう、日々時々刻々修行をさせていただいています。  日々、気質人間学の実践をさまざまに体験させていただいき大変楽しんでおります。 

 時々失敗もします。 先日も若い、気質の″辰″の子が、私との意志の疎通を欠いた折り、母の年にあたる私にむかって、「あんたなあ・・・!!」と暴言を吐いてくれました。

 
 目上もかまわず暴言を吐く″辰″の気質そのままで、私も″辰″をおこらせるような事態になったことを詫びました。 本人も後で詫びてきましたので、腹は白いとみえました。

 しかし、油断は禁物。 感情は、尾をひきます。 ″辰″はすぐ″戌″になり、腹のなかで悶々とねります。

 ですから情のこわい″辰も戌″も暖かくきめ細やかに、それも怒らせぬよう、必ずアイメッセージで接することが肝要でしょう。 いつも、笑顔と言葉かけの潤滑油をさすのを忘れないようにせねばなりません。

 又、情とは″心が青い″と書くようにすみきった空の青もあれば、心が未熟であることも又示しています。 母が青くて″毒″であるように、心も未熟で青いうちは、毒になりますし
、″情″もつかいようで、すばらしい″薬″にもなれるわけです。

  いつも根の魂の光の意識で対応する

 以前のポエムで述べたように心の原点は″魂″です。 無我であり、光でもあります。

 光と化すには、その意識に少しのエゴも我もなくせねばなれません。 全ての根源は光のエネルギーにあると、私は思っています。 

 人として、輝きを増すには、体から、感覚器官から心にムクムクとわいてくる黒雲をいかに晴らすか、散らすかにあります。 

 そして、その黒雲の起こし方も各人各様です。 ですから、人間をみるにも、応対をするのにも、そのさまざまな気質を知り、相手の気質を見抜くことで、その人の癖や考え方の傾向性もみえてきます。

 人によっては、その癖や個性を本質ととる人もいますが、癖や個性や性格はまだまだ表面的なものです。 

 癖を個性とみあやまって、好き放題のばして、あとで泣いている親が、昨今多いようにみうけられます。

 見えない心や潜在意識、そして、その人の魂の拠り所やお役目、又その背景などその奥底の方にまでせまっていかねば本質はみえてきません。

 そして、何より原点である光にふれるなら、全てがつながりをもつものであり、全てが響きあい支えあい助けあって生きていることに気づかされるのです。

 気質に煩わされないで味方につけて
 
 気質というのは、その人が本来生まれながらにもっている性質の傾向性をいいます。

易学などみても、いわゆる運勢などに関して、占いでみますと、かなり当たっているるものもあるでしょう。

 しかし、いずれも運命論的で、決定事項のようで、その人の努力の方向性、運勢をよくする方法などは,ほとんどなかったように思います。

 うらなってもらってがっくりしても、だからといって 「どのように対応したらいいのか分からない」というのが、一般的な占いでしょう。

  天命を知って、人事を尽くす

 しかし、私にいわせるなら、運勢はみずからが、変えれるのです。

運勢は、みずからの日々の対応の蓄積から、つくられていきます。

しかし、その日々どのようなことを心がけながら蓄積してゆくかで、大違いとなってきます。

 その因果を作り出す自分の気質や、なくて七癖に気がついて、それを良い性能の方へと、向けるように努力すれば、

 運勢は良いほうへと、めぐってくるものだと私には、思われます。

 人事を尽くして天命を知る、ではなくて、 私からいわせれば、

 自分の持ち前、気質や癖、自分を生かす才能というものをよくわかることが、先なのです。
 
天命をしってから人事を尽くすことこそ、人生を生き生きと楽しく過ごすことになれるのです。

  なくて七癖

 癖は、本人は気付かないものです。

まずは、自分の持ち前の癖を客観的にみれるようになることがいります。 

そして、それが、わかれば、どのようにして、それを消していくかがわかってきます。 

 まずは、人のいろいろな気質や傾向性の違いをしって、その癖や性能を知ることから始めます。 

 これが、私のセミナ−の気質人間学の始めです。 

ですから、気質学は、占いではありません。 自分を成熟させていく取り組みなのです。

 自分のなかにどんな気質が隠れているか、それをしっても、癖を改め、性能を生かす
ことは一朝一夕にはいきません。

   人格淘冶

  ”人格淘冶”と、昔からいいました。

それが、気質学を知ってその実践をすることです。

そして、親となっては、子の気質やその傾向性を知って,小さい頃からよく観察し、その癖が伸ばし放題にならないように気をつけねばなりません。

 また、その性能を信じて、暖かくまたきびしくも、それぞれの気質に応じた指導のあり方を知って育てていかねばなりません。

 また、なにをするにも、自分自身の気質をしらねば、しらぬまに色眼鏡をかけたままで、他人を子供をみてしまったり、自分に通用する方法だけをもちいて、育てたりすることになりかねません。

 何よりまず、自分の気質をコントロ−ルできるようになってこそ、人の道の第一歩といえるかと、私は思っています。

 さてはて、わたしも、自分の気質の癖のままにボランティアをさされているのやら、気質 を生かしてさせていただいているのやら、これも、ほどほどにせねば、It is the question?です。


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