ゆきちゃんの世界
  * * * 阪神淡路大震災ボランティア * * *
地震報告 第17弾

地震報告第17弾!   1996.7.

高石ともや ワイルドラン , 96
  
 いやあ全く、予想外に楽しいボランティアでした。

 まいったまいった、こんな楽しくてさわやかで歌と汗と感動と喜びいっぱいの体験ができたなんて、ほんと夢みたいな5日間(行き帰りのフェリーもいれて一週間)だった。 それにマラソンマンって体力も精神力もいるんだね。 あれだけ夜中騒いで飲んで、昼は40キロ平気で走るなんてもうスーパーマン、始めて出会った人種に目からウロコ。

 これも北海道の萩原先生や高石ともやさんのおかげ。 勿論ともやさんもボランティア。 そして素敵な盲目のランナーの中 済さん、サポートとエイドの金子さん夫妻、大西さん、加藤さん、高橋さん、PCの松野夫妻、ビデオ係りの中村君をはじめ、ランナーの方々、木部さん桧山さん阿部さん・・・各地での大勢のボランティアの方々・・・本当にお世話になりました。 有難うございました。

 なかには、いろいろあったけど、そのいろいろがしっかりと体験と勉強になっていくてごたえをひしひしと感じながらの一瞬一瞬が輝きの毎日でした。 いやはや″百聞は一見にしかず″ですね。

 私も″晴れ女″だけど、高石ともやさんは、私以上の″晴れ男″みたい。 彼が行くところ歌いはじめるとお日さまが顔を出し、歌いおわるとがまんしてたかのように雨がふり出す、不思議なことが多かったね。
龍神様に守られていたのかもしれないね。

 神戸からはるばるボランティアにきたものの、ボランティアの大先達にしっかりボランティアしていただいたという感謝と喜びでいっぱいです。 こんなに楽しく、人々との交流と、自然との交歓ができて、池邊母子、もう幸せでいっぱいです!!  ありがとう、みんな!!
     
  
このワイルドランは高石さんが毎年していて北海道新聞社による野生生物基金の主催です。

 6/28(金) 29(土) 30(日)  7/1(月) 2(火)
  増毛〜暑寒別〜雨竜沼湿原〜雨竜町〜滝川〜岩見沢〜石狩    
  走行距離 約150km

6/28(金) 
  札幌NHKに集合  増毛まで車4台で移動

海とせまる山々をみながら海岸線をひたすら走る。 トンネルを通りながらネットをはった段涯にヒヤヒヤ。 でもともやさんが小さい頃増毛への交通は船位しかなく、陸の孤島だったそうだ。

  高石ともや「フォークとトークの夕べ」 増毛文化センター
  暑寒別岳の入口、暑寒山荘に一泊

 ランプとまきストーブの神秘的な夜 話もお酒もはずんで3階建ての山荘のあちこちでおやすみ・・・外は冬、内は初夏、蚊に悩まされる人もいたが、虫がよけてくれる私にとってはまさに天国。 フトンもあるし、いいなあ、これで楽器もあればいうことなし!

        
29(土)
  暑寒別岳トレイルラン 

  (高石、中、萩原、阿部他 増毛山岳協会の方々)

  暑寒別岳頂上 (1491m)
  南暑寒別岳頂上 (1296m)(雨竜山岳協会の方々と合流)

 全盲のランナー中さんを連れてのトレイルラン、線の細いやさしい中さんの足のたくましさに脱帽、そして、ともやさんの誘導の声と肩を貸す萩原先生たちへの強い信頼に美しい友情を感じた。

  雨竜沼湿原でサポート隊と合流

 サポート隊は車で南暑寒荘に先まわり、そこから逆コースで雨竜沼湿原へと登山。 雪渓がのこる谷の流れや滝をみながら、花と緑の険しい山道を行く。 一転して100コ以上の沼の水面が青空を映してまるで極楽の池のよう、雨竜沼湿原だ。 みずばしょうの花は、まるで白い妖精たち。 凍るように冷たく澄みきったあちらこちらの流れにそって、語らうように踊るように、一面に咲きこぼれている。
 真衣と「夏の思い出」を歌いながら、もう一息湿原を見おろす展望台まで。 私や金子夫妻はそこまで、真衣や中村君は南暑寒別岳頂上まで頑張って登った。

  山開き前夜祭 

・雨竜町の「高石ともやと楽しく遊ぼう会」の方々によるバーベキューパーティー・「高石ともやさんのフォークとトークの夕べ」
・写真家岡本洋典氏の「雨竜沼賛歌〜スライド」と写真説明
 雨竜沼湿原は今年は6月1日まで雪に埋まっていた。しかし、一気に春がきて、もうしばらくすれば、色とりどりの花にあふれ、目もさめる緑色になるという。 湿原すむ生物や植物も多い。 湿原も年ごとに遷移し、変化してきている。
 そして美しい湿原も9月の声をきくと冬支度。 年の半分以上は人の訪れることもなくひっそりとたたずんでいる・・

  南暑寒荘にて一泊 

 話あいは高石ともやさんの同窓会と飲み会になり、夜中1時半頃まで騒いでいたらしい。 これだけ故郷の人たちに暖かく迎えてもらってともやさんは小さい頃から人気も人徳もあったんだなとよくわかった。 小さい頃一緒に遊びまわった幼ななじみはいいもんだね。 この雄大な大自然は素晴らしい人間と友情も育ててくれるんだなあ・・っと、途中まで聞いてた私も、お酒と久しぶりに体力使った疲れとで、真衣と一緒にはやくにドブン。


 30(日) 暑寒ダム〜雨竜〜砂川北光公園へ  41km
   暑寒ダムからランニング開始
   雨竜市郊外から市街にむけてパトカーの先導

高石ともやと走ろうと子供たちが小雨の降るなかを待ちうけている。 一部分一緒に、ヨーイドン。

   滝川・川の科学館から

「ゆっくり走ろう14キロ」親子・市民ランニングスタート「歩いて走って6キロ」では娘も一緒に走ったが、昼食を食べ立ちなのでお腹が痛くなってビリでゴール

   砂川北光公園ゴール
  
  
  
   野外ステージで「フォークとトークの夕べ」
 ともやさんの和気あいあいの楽しいトークとギターやバイオリン、バンジョーを駆使しての楽しい歌や、遠い青い山々を見ながらのしんみりした自然を歌う歌の数々にみな聞きほれている。 野生生物基金の説明を金子さんが話し、私も神戸からのボランティアということで毎度一言、感謝の言葉を述べる。
滝川・ホテル三浦華園一泊
懇親会:またまたホテルの社長が同窓生で飲み会開始。 エーッ!
              
7/1(月) 砂川〜岩見沢  49km
砂川北光公園スタート
・奈井江小学校校門で全校生徒の出迎え、そのまま歌とお話・西美唄中学校で歌とお話 ともやさん生徒達と給食を一緒に
・北村東小学校でも野外で歌とお話
 子供たちと楽しく交流しているともやさんは、ついつい長引いて 時間が押せ押せになってサポート隊はハラハラドキドキ
・岩見沢市民会館横 萩園公園野外ステージ
  駒澤看護福祉専門学校の学生たちが出迎えてフォークとトーク
岩見沢健康ランドにて、ともやさんとランナー達テレビ出演  入浴
栗沢小島サンシャインヒルクリニックイギリス館と宮村荘に宿泊
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   イギリス館はイギリスからの移築の由緒あるしかしモダンにもみえる魅力的な館、いくつもの池や散歩コースのある丘など全て″薬はいらない″の信念の小島クリニックのもの。
 野外のバーベキューもとれとれの毛ガニや牛のホルモン、ビールに堪能してから移動したクリニックの診療所は、自動演奏つきグランドピアノもある豪華リビングルーム仕様。 うれしくなってついつい奏でる私のピアノに皆うっとり酔いしれて?!(実際酔ってたから)PCの松野さんは小雨のなか音響セットを運び入れ弾き歌いのマイクまでセット。 皆のマイク片手の喉自慢が始まると、ウトウトしてたともやさんも俄然本領発揮で起き出して皆で大合唱。
 私もともやさんのギター伴奏で″ムーンリバー″を歌えて感激!
音楽に共鳴しあう心は喜びにあふれる。 素直な響きは素直な心をよびさます。 ただただ音の楽しみがあるのみ、幸せな夜だった。

2(火)最終日  岩見沢健康ランド〜石狩町役場   42km
・新篠津小学校で野外交流会
 子供たちが太鼓や笛の合奏と歌で出迎えてくれる。 ともやさんの息子さんのホノルルマラソンでの頑張る様子等おもしろく話をする。 毎度ロック調の「輝けラモス!」の歌に子供たちは手をたたいて大喜び。
・ゴール地点は石狩町役場前 役場の方々が、セレモニーを組んでくださってて、最後の「フオークとトーク」完走の感激や達成感はエイドの私たちも同様。 あっという間の5日間だった。
 ともやさんはまもなく千歳空港へ出発空港の上だけ青空なのをみて、ああやっぱり・・・END


ひとつ前へ ゆきちゃんの世界 阪神淡路大震災ボランティア 次へ


Copyright 2006 Spiritual Peace Musician Ikebe Yukie , All right reserved.